- 仮想通貨はどんなリスクがあるのかよくわからない…
- 危険そうだからやめておいたほうがいいのかな…
- 初心者にもわかりやすくリスクから守る方法を教えてほしい!
仮想通貨は投資である以上、リスクはつきものです。
リスクを理解せず対処法もなしに始めてしまうと、大切な資産を失ってしまうでしょう。
この記事では、初心者向けに仮想通貨の危険性から対処法までを簡潔に解説します。
本記事を参考にして、なるべくリスクを抑えて仮想通貨投資を始めてみてください。
仮想通貨投資の5つの危険性
①株価より価格変動が激しい
仮想通貨は株価よりも価格変動が大きいです。
株式とは違い値幅制限がないからですね。
株式の場合は1日で変動できる株価の上下限が設定されています。
株価の極端な暴落や高騰を避け、投資家を保護するためです。
一方で仮想通貨には値幅制限がないので、価値が大きく変動します。
また株式は100年以上の歴史があり、世界が成長を続ける限り長期的には上がり続けます。
他方、仮想通貨は長期的には伸びると予測されますが、未知の領域でもあるため不安定であり価格変動も大きいです。
仮想通貨は短期的な価格変動が大きいことを理解しましょう。
②ハッキングで資産を失う
仮想通貨にはハッキングのリスクがあります。
電子データのためセキュリティが弱いと簡単に盗まれるからです。
過去には仮想通貨取引所のコインチェックで実際にハッキングされた事件も起きています。
事件後はセキュリティ対策が強化されたため、大手の取引所であればそこまでハッキングの心配はありません。
ただハッキングの手口も日々変わるので、最新情報を確認し自らセキュリティ対策を万全にしましょう。
自分は大丈夫と過信せず対策を取ることが大事です。
③詐欺・盗難被害に遭う
詐欺や盗難にも注意が必要です。知識が浅い初心者が狙われるからですね。
実際に国内でも被害が出ています。巧妙な手口や甘い儲け話にのって口座情報を教えてはいけません。
自分以上に自分の資産を考えられる人はいないです。おいしい話や信頼できない人からの勧誘は断りましょう。
詐欺や盗難は自分には関係ないと考えず自己防衛することが大切です。
④通貨自体の価値が無くなる
仮想通貨自体の価値がなくなるリスクがあります。
仮想通貨は法定通貨ではないからですね。
仮想通貨の中には、実際に価値がほとんどなくなってしまったものもあります。
ビットコインやイーサリアムなど主要通貨は、一定の価値が確立されているので安心です。(下記表参照)
仮想通貨は法定通貨と異なり価値が担保されていないことを理解しましょう。
【未来のお金?】仮想通貨とは何かをわかりやすく解説|初心者脱却
⑤政府による取引規制にあう
仮想通貨は政府による規制が入るリスクもあります。法定通貨をおびやかす存在だからですね。
通貨の発行や管理は、国を統治するうえで欠かせない政府の大きな権限です。
仮想通貨の台頭によって法定通貨の価値が減少すれば、仮想通貨を規制していくことも考えられます。
実際に中国では仮想通貨取引を規制しています。
日本ではまだ規制の動きはありませんが、政府の仮想通貨に対する動向をチェックすることが必要です。
仮想通貨投資のリスクを抑える5つの方法
①長期運用で積み立てる
将来を見すえ、長期で少額を定期的に積み立てていきましょう。
短期視点だと価格変動が大きく不安定だからです。
仮想通貨はテクノロジーの進化とともに価値も自然と上がっていくと考えられます。
短期的な価値の変動は、需要と供給のバランスで決まるので、あまり気にしなくていいです。
毎月または毎日単位で積みたてて、リスクを分散させましょう。またレバレッジ取引ではなく現物取引することも忘れてはいけません。
仮想通貨は10~20年単位での長期運用が必須です。
②破たんリスクのない安全な取引所を選ぶ
破たんリスクが少ない取引所を選びましょう。
資産がなくなる可能性をなるべく下げるためです。
実際に取引所が破たんした場合でも、一定の金額は返還してもらえます。ただし全額を保証してもらえるわけではありません。
会社の破たんリスクはゼロにはできませんが、なるべく安全な会社を選ぶに越したことはないでしょう。
信託保全はお客さまからお預りした金銭を保全するための措置であり、暗号資産取引の元本を保証するものではありません。信託保全すべき金額が正しく算出できなかった場合などには、信託された金額がお客様の資産の総額に不足する場合があり、お客様の金銭の一部が返還されない場合があります。
お客さま資産保全への取り組み(ビットバンク)
【保存版】仮想通貨初心者におすすめの取引所3選|経験者が暴露
③ログイン時には二段階認証を設定する
取引所のログインには二段階認証を設定しましょう。
自分の口座のセキュリティを高めるためです。
ログインする度に二段階認証するのは正直面倒です。ただ自分が面倒なことはハッカーにとっても面倒であり、セキュリティの向上には欠かせません。
取引所によっては初期設定で二段階認証になっていますが、自分で設定する必要がある場合は、必ず設定しておきましょう。
自分でできるセキュリティ対策はすべてやることが大事です。
- 二段階認証とは
- パスワードのほか自分にしかわからない暗証番号を使用して、二段階で本人を確認するしくみです。SMSに届く認証コードや専用アプリの認証番号を利用します。
④マイナー通貨には投資しない
よくわからない仮想通貨には投資してはいけません。
通貨の価値がなくなるおそれがあるからです。
特に初心者はうっかり手を出すと損をします。
投資対象は仮想通貨の時価総額トップ1、2であるビットコインとイーサリアムだけで十分です。
名の知らない仮想通貨には手を出さないようにしましょう。
⑤国の動向に関する情報収集をする
日頃から仮想通貨に関する情報収集が大切です。
取引や規制に関するルール変化が早い領域だからですね。特に国の動向には注視する必要があります。
ツイッターなどのSNSやボイシーなどの音声プラットフォームでの情報収集がおすすめです。インフルエンサーの発信を追っていれば、仮想通貨の情報を取り逃すことはありません。
情報は多すぎてもよくないため、取捨選択が重要です。
グーグルアラートで最新ニュースだけでも確認しておくといいでしょう。
まとめ:仮想通貨は危険性の理解と自己防衛が必須
最後にもう一度記事内容を確認します。
- 株価より価格変動が激しい
- ハッキングで資産を失う
- 詐欺・盗難被害にあう
- 通貨自体の価値が無くなる
- 政府による取引規制にあう
- 長期運用で積み立てる
- 破たんリスクのない安全な取引所を選ぶ
- ログイン時には二段階認証を設定する
- マイナー通貨には投資しない
- 国の動向に関する情報収集をする
「ノーペインノーゲイン」何かを得るには痛みが伴います。
仮想通貨にもリスクはありますが、適切に対応すれば過度に恐れることはありません。
少なくともゼロリスクにすることは不可能なので、ある程度のリスクは受け入れるべきでしょう。
仮想通貨はまだ一般的に浸透しておらず、「さわらぬ神にたたりなし」で何だかよくわからないからやめておこうと考える人が多いです。
実際日本人の仮想通貨保有率は2%程度であり、アメリカ人の16%前後と比べてとても低いことがわかります。
日本人の株式所有率が13%程度(2021年)であることを鑑みても、仮想通貨保有率は今後10年で2〜3倍は増えるでしょう。始めるタイミングとしてもまだ遅くはありません。
やってみないとわからないこともあります。まずは小さくはじめてみましょう。
今回は以上となります。ありがとうございました。